妄想補完計画(2)

続き!

…の前に(エエエ)、昨日「カモン、デムーロ!」と書いたらジャパンカップではホントにデムーロがヴィクトワールピサに乗ってくれるそうで!
ネオの息子にデムーロが乗るなんてなんと嬉しいことか…!(注:ミルコ・デムーロ。イタリアの騎手。2003年、外国人騎手として初めて日本ダービーを制覇。その時の馬が皐月賞、ダービーを制した私の最愛馬、ネオユニヴァース♪)
俄然楽しみになってまいりました。きゃ♪


本題。
前回の記事はこちら
明彦先輩について重要なファクターを書き忘れていました。
この人、成績も常に上位です。
美形で頭も良くて腕っぷしも強いからモテモテなのです。ひゅー♪
では、続き!


一週間程後。
放課後、帰る途中で真田がしばらくためらった後に言った。

「あ、ああ…。その…もし、お前さえよければ、なんだが…
俺の部屋に来ないか?」

真田は顔を赤らめている…

部屋。
どきっとしないこともなかったが、部屋に行ったから即…どうこうということもないだろう。
私の考え過ぎだ。
「…はい」
…真田の部屋に行くことにした。

おおお、元ヤンの時には押し掛けることになったけど、明彦先輩は自分から誘ってくれるのね!
きゃーもう!
いや、まだ溺れませんが。
それにしても、私はいい加減風呂でやるのをやめた方がいいのだろうか(今更)。


学生寮「真田の部屋」…
所狭しとトレーニング道具が並んでいる。
ダンベルくらいならまだ分かるが、部屋の中にサンドバッグまであるとは思わなかった。
ボクシング用のグローブはきちんと磨かれて並べられている。
タルタロス(注:ダンジョン)で使う物と競技用に使う物は違うのだと前に教えてもらったことがある。
どちらもきっちり慣らすようにしているところが、いかにも几帳面な真田らしかった。
机の上は参考書やノートが整然と並んでいる。
勉強もちゃんとしているようだ。
逆にこれほど娯楽のない部屋も珍しいなと瑠珠は思った。
そして、冷静に観察している瑠珠とは対照的に真田はあたふたとしていた。

「悪いな、床しか座るところが無いが…ええと、何か敷く物でも…
あっ、何か飲むか?」

何を慌てているのだろう。
「大丈夫です」
「そ、そうか」
真田は落ち着きが無い…
「ええと…この部屋…変か?」
「真田先輩らしいです」

変と言えば変だけど、と心の中で瑠珠は付け加える。
「そうか?なら、いいんだ…」
真田はホッとしたようだ…

「いや…変と言うなら、部屋じゃなくて俺のほうだな。こういうのは、慣れてなくて…」
照れる真田の顔が微笑ましくて、思わず言ってしまった。
「可愛いですね」
「なっ…からかうな!」
真田は真っ赤になっている…

「からかってるわけじゃないです。だってそんなに慌てて…真田先輩らしくないんですもん。どうしたんですか、一体」
「べ、別にどうっていうわけじゃ…」
「じゃあ何なんですか。用があったから私を部屋に呼んだんじゃないんですか?」
「う、うん」
真田は急に真面目な顔になり、机の横にあった包みを持って瑠珠の隣に座った。
ぞんざいにそれを差し出す。
「なんですか?」
「今日は、これをお前に渡したかった。受け取ってほしい…」
「開けてもいいですか?」
「あ、ああ」

ウサギのぬいぐるみを手に入れた。

ぬいぐるみときましたか。

渡し終わった真田はホッとしたようだ。
まだ顔は少し赤いまま、笑って言った。
「お前に似てるだろ?」
「なんですかそれ。っていうか…似てます?」
確かにこのぬいぐるみは可愛いけど、私はこんなに幼い顔をしているだろうか。
「なんだ、その顔は。…似てるだろ」
「からかわないでください!…もう…」
「…気に入らなかったか?」
「そういうわけじゃありません、けど」
明彦先輩からもらえるものが、嬉しくないわけがない。
瑠珠はぬいぐるみをぎゅっと抱く。
「…ありがとう、ございます」
真田は笑ってうなずいた。…と思ったら急にまた真剣な顔になる。

「……。お前に、美紀を重ねてる…そう思ったこともある」

美紀ちゃん。
真田先輩の大事な妹。
写真も残っていない、だけど確かに居た、大事な大事なたった一人の妹。
彼女と私を重ねていてくれているのならば、それはありがたいことなのだろうか。それとも私は代わりでしかないのだろうか。と悩んだりもした。
代わりでもいいから明彦先輩のそばにいたいけど、でもずっと代わりでいるのはつらいかもしれない。
そう考えていた瑠珠を救ったのは、次の真田の言葉だった。

「だが、そうじゃないと…分かったんだ」
「え…?」
「それを買うとき…。おもちゃ屋の前を通ると、いつも美紀を思い出してた。そのくせ、その度に忘れようと…美紀から『逃げよう』としてた…できることをやってるはずだと、自分に言い聞かせてな…でも、店頭でそれを見かけて、すぐお前の顔が浮かんだ。それから美紀のことを思った…。美紀は…笑ってたよ。うまいものもろくに喰えなくて、おもちゃだって欲しいものが手に入るわけじゃなくて…おもちゃ屋の前を通ると、いつも泣いてた美紀を思い出してた。でも、このぬいぐるみを見て、お前に似てるなと思って。そしたら俺の中の美紀が、俺と一緒に笑ったんだ。俺はやっと、笑ってる美紀の顔を思い出せた。お前の、おかげだ。だからどうしてもお前にそれを渡したかった」
「先輩…」
そんな意味がこのうさぎにあったなんて思わなかった。
ぽろっと涙が出た。
真田は、片手で瑠珠の頭を撫でる。
顔は穏やかに微笑んでいた。

「お前がいなかったら、俺は、何も乗り越えて来れなかったかもしれない。乗り越えた『振り』だけで…。
辛い時、楽しい時、悲しい時…いつも、お前がいた。お前の辛い時は、俺がいるからな。
これからは、一緒だ…」


こんなに嬉しかったことが、今まであっただろうか。
嬉しくて嬉しくて、涙がぽろっと出る。
でも、顔は笑う。
そんな矛盾した自分は初めてだった。

ゴボ(溺)。
プロポーズ…!!!!!!
明彦先輩ってなんていうかまったくほんと、気が早いよね!!!
もう大好き!!!


「……」
真田は、まだ何か言いたそうだ。
いったん止めて、思い切ったように口を開く。

「呼んでも、いいか?」
「え?」
「瑠珠…」

…たいへん。
たいへん長らくお待たせしました。
9月8日の日記に「はやく瑠珠って呼んでくれないかな」とかなんとか書き、「だめだこいつはやくなんとかしないと」とJ王閣下から絶賛されてから苦節2ヶ月程?
やっと!!!やっと呼んでくれました!!!!
あーーーーーーーーーーー!!!
思えば元ヤンは呼んでくれなかったなあ。でもあっちは妄想で補完したからいいや。
プロポーズから名前呼び!嗚呼!んもう!!ちょっとくらくらしてきた。お風呂が熱…ぽち☆(○ボタン)


真田は更に続ける。瑠珠の頭に置かれた手に、少しだけ力が入る。
「お前が、大事だ…。
…好きだ」


………波状攻撃ってずるいと思うの…!思うの………!!!!(号泣)
あと、緑川さんはやっぱり上手いの!!ちくしょう!!



真田は真っ直ぐに想いを打ち明けてくれた…
真田との固い絆を感じる…

星のペルソナの中で頂点に立つ「ルシフェル」を手に入れた。
「…はい」
はい、って変かなと思いつつ、それしか言えなかった瑠珠はそう言った。
私も先輩が好き。
その高い背も、鍛えられたすんなりとした体も、端正な顔立ちも、勿論好き。
だけどどうしようもなく真面目で融通がきかなくて、使命感が強すぎて、てんで鈍くて、口で言わないとちっともわかってくれなくて、私が拗ねると不安そうな顔をしてくれる明彦先輩が、とてもとても、どうしようもなく、好き。

「お前がここに来なかったら、どうなってたかな…
…あっ、『ここ』って、この部屋のことじゃないぞ?」


こういう風に雰囲気を壊すところも。
瑠珠は笑った。
真田はあたふたとしている。
「部屋に入れたからって、別に、ヘンな気持ちとか…
…なんだよ、笑うな、ばか


ひと呼吸おいてから、真田は大事にその名前を呼んだ。

「瑠珠…」
「は、はいっ」
いきなり呼ばれるとまだ緊張して、声が裏返ってしまう。
反対に真田が笑った。
「…人前では呼べないな。
お前も、呼んでくれないか…俺の名前を。今だけ、ここで。」


………なに?これ波状攻撃のクリティカル?なんなの!?(涙)
わぁぁん!あんまりよー!(溺)


「急に言われても…」
「ほら、早く」
呼ばないわけにはいかないようだ…



ようし、続く!!(笑)
かんざき * GAME * 00:08 * comments(2) * trackbacks(0) * - -

妄想補完計画(1)

ペルソナ3ポータブルを始めてから半年くらい?になりますでしょうか。
当初から素敵素敵と言い張っていた真田明彦先輩と、ついにラヴラヴになりましたーー!きゃーーー!!
フー、長かった。
誰に頼まれたわけでもありませんが、先日書いた元ヤン(荒垣先輩)との妄想ストーリーが一部にウケたので、こっちもちゃんと書いておきます。
う ふ ふ ふ ふ☆
元ヤンは前中後編としましたが、こちらはどこまでいくのか分からないので、なんとナンバリングタイトルです!読者様置き去りで突っ走るぜ!イエー!


前提として、明彦先輩のプロフィールとか。画像はこちら参照。
・親はおらず、妹の美紀と2人で孤児院で育つ(同じ孤児院に元ヤンがいた)。だが、妹はまだ小さい頃孤児院の火事に巻き込まれて死亡。助けてやれなかった事が明彦の心の傷になっている。
・瑠珠に、妹を重ねているのかもしれないと思っている。
・好きなお菓子はスイートポテト。小さい頃の「たまのごちそう」だったらしい。
・同じくペルソナ使いの桐条美鶴先輩とは「美鶴」「明彦」と呼び合う仲だが、特に恋愛感情はないらしい(むしろ元ヤンとの方がヤバい)。
・ボクシング部のエースで、トレーニングが趣味。
・美形で腕っぷしも強いためモテモテだが、本人はてんで気にしていない。これまでのコミュイベントでもやっかんだ数人の女子にからまれたりしたが、なぜそんなことになるのか明彦には分かっていない模様。
・真面目で一本気な性格。
・色々あって元ヤンが突発的に死んでしまったのでショックを受けたが、かえってそれをバネに何かがふっきれ、やっと瑠珠との仲が進みそうな感じ。


てなとこでしょうか。
元ヤン時と同じく、青字が元々のゲームの台詞。地の色が私の付け足し。
赤がプレイヤーとしての私の心中及び叫び。
明彦先輩の声は緑川光でお楽しみ下さい!
元ヤンが亡くなってから2週間後くらいの昼休み(って考えると立ち直るの早いな、明彦先輩…)。


「ああ、神崎か。今日時間無いか?少し話がしたいんだ」

お、お、お、お誘い!!!
時間なんてあるあるあるっていうか作るものですよ!?(いいこと言った)


「ここではダメな話ですか?」

何故「即OK」という選択肢がないのか。

「…そうだな、二人になれるところがいい。もし放課後が空いてたら、来てくれ。…じゃあな」
…真田の話とはなんだろう…
放課後は真田と過ごそうか…



真田先輩の話が気になって、午後は勿論授業なんか耳に入っていなかった。
やっと放課後。
月光館学園 屋上。
何も話さない真田に連れられてやってきた…

屋上にはベンチもあったが真田はそこには座らず、フェンスまで進んで行った。
瑠珠は黙ってついていく。
フェンスに手を置くとさっと爽やかな風が駆け抜けた。そしてやっと真田が口を開く。

「誰もいないのか…こんなに風が気持ちいいのにな」

誰かいたら困るよ。

「よく来るんですか?」
「いや、最近はあまり。…。昔、シンジがよくここでサボってたんだ。寝てるアイツを、部活帰りに迎えに来てな…」

真田は懐かしそうに笑っている…。


何をさらっとラヴいことを!!ことを!!!!

荒垣先輩が亡くなってから、真田先輩が強がって彼の話をすることはあった。
でも、こんなに穏やかに話したのは初めてだった。
荒垣先輩のことを思うと今でもやっぱり少し涙が出るけど、残された者は生きていかなければならない。
だとしたら、こういう風に懐かしんで、穏やかに話せるようなった真田先輩のことを喜んでいいのだろうか、と瑠珠は考えた。

「ここは遠くまで見えるな…目が…痛いほどだ…」

ん、んーーーーーー?
これちょっとキザいよねえ(冷静)。
まだだ、まだ私は溺れんよ?


屋上から見える景色は、町並みと海。
そして、秋のさわやかな空が広がっていた。
良い天気にきらきらと輝く海。
真田は、しばらくその景色を眺めた後、瑠珠に目を戻した。

「こないだ話したよな、妹のこと…。…。もう、何も失いたくないんだ。失うくらいなら、何も要らないと思ってた…だが、今は違う」

真田が真っ直ぐに見つめてくる…


シスコン!…だが許す(惚れた男には弱い)。

「失いたくないから、大事なものは…守る。大事なものは、全部…お前も、俺が守る」

真田は強い目で見返してくる…
真田の決意が伝わってきた…


き、き、き、きました!!なんかじわじわ来てます!でもまだ溺れぬ!

真田先輩は、私を大事に思ってくれてるんだ。
瑠珠は胸がいっぱいになった。
なんと返したらいいのだろう。
フェンスの側は風が強くて、スカートがめくれそうでそっちも少し気になるし。
もう何を考えたらいいのかよく分からない。
しばらくの後、やっと真田の方を見た。

「…」
なぜか、真田がにらみつけてくる…
「怒ってるんですか?」
「なっ…そ、そんなワケないだろ!」

真田は慌てている…どうやら、にらんでいたわけではないようだ。
緊張…しているのだろうか?


わ、私だって緊張しておるわー!!!
照れた明彦先輩の顔が可愛いわーーーー!!!


「じゃあ、なんですか?」
「そのっ…だからっ……。よく、分からなくて…。
お前といるのは、楽しかった…最初は」


最初は?
瑠珠の心臓がずきんと音を立てた。
最初は、楽しかった…?

「今は?」

絞り出すように瑠珠は尋ねた。

「…。今は苛立たしかったり、苦しかったり…。変なんだ」

で、ここで選択肢が出るんですけどさあ。
「そういうものですか」(だっけな)と「変ですね」を選ぶと恋人になれないんですって!
えーでもなあ。普通こういう感じだろう。
個人的にはあまり納得のいかないまま、恋人選択肢を選ぶとこうなります。


「恋ですよ」

瑠珠はきっぱりと言ってみた。
賭けだ。
というより自分の願望だ。
恋であって欲しい。
だってそれは、私と同じ。
同じ気持ちを持っていてくれたら、こんなに嬉しいことはない。

小説としてちょっと不自然ですがまあしょうがないと思ってください。

「こ…い?これが?そうか…。…そ、そうか。」

真田は急に顔を赤らめた…


っきゃーーーーーーーーーー!
恋の目覚め!!!
いやぁあぁぁん!!!!(軽く溺れる)


「先に、言ってしまったが…。その…返事を聞かせてくれないか。…」

恋だ、という指標を与えられた真田は、どこかほっとしたようだった。
私は賭けに勝てているのだろうか。瑠珠の鼓動の速さはいっこうにおさまる気配がない。

これは重要な選択だ…

「俺のものに、なってほしい」


真田はそのまっすぐな瞳で、やっぱりまっすぐに瑠珠を見つめたまま言った。

ごーーーーーーーーーーーーーーーーふごふごふごふ(溺)。ついに溺れたよ!
な、な、い、い、いきなりプロポーズなの明彦先輩!!!!(気が早い)
いっやーー!!!こんな言葉今どきの草食男子からは絶対出ない!!っていうか「私はものじゃない!」とかなんとか可愛くない返しっていうのもアリだろうけど、私は許す!っていうか明彦先輩だからもーなんでもいいーーーーーーー!!!!よく考えたら「先に言ってしまった」ことがなんなのかよくわかんないけどそれも別にいい!要するに「守る」っていうのはプロポーズだったのね!んもう!(前向き)


瑠珠に迷う理由はなかった。
「はい!」

自分がちゃんと立てているのか分からないまま瑠珠は返事をする。

プレイヤーはノータイムで○ボタンを押したっきり、風呂に溺れている。

「本当か!?」

真田に抱きしめられた…


元ヤンのときがそうだったから覚悟はしてたけど、スチルなしかい!!
抱きしめた絵を誰か描いてーーーーー!!!(多分ネット上にいっぱい転がってるんだろうけどさ)


「さ、真田先輩!あの、あの、あの」
いきなり抱きしめられたり、心臓に悪い。
本当に驚いた。
緊張と嬉しさのあまり倒れそうだったのがバレなかったのはよかったのかもしれないけど。

「あ、悪い!ええと…。じゃあ…よ、よろしくな。
急に…恥ずかしいな。…」


照れた顔で真田は笑う。
つられて瑠珠も笑顔になる。

「…恥ずかしいですね」
「…恥ずかしいな。…こういうとき、どうすればいいんだろうな」
「私も、分かりませんけど…ちょっとずつ、じゃだめですか」
「いいな、ちょっとずつ」

二人は笑った。
そのまま日が暮れるまでぽつぽつと真田と話し、寮まで一緒に帰った。
まだ手はつないでいない。
つないではいないけれど、確実に並んで歩く距離は近くなっていて。
このままちょっとずつ近づいていけたらいいな、と瑠珠はあたたかい気持ちで満たされていた。


続く!☆
かんざき * GAME * 22:53 * comments(2) * trackbacks(0) * - -

先輩…!!(後)

それから瑠珠は、町中を探した。
…と言いたいところだけど、落とし物といえば、ということでまっすぐに交番に向かうと、拍子抜けするくらいあっさり見つかった。
顔なじみの巡査に礼を言い、その小さな懐中時計を手にした。
荒垣は喜んでくれるのだろうか。
見つけたその日の夜、ラウンジで荒垣を捕まえた。

「荒垣先輩」
「何だ」
「これ」

荒垣の前に懐中時計をそっと差し出した瞬間、彼の表情がさっと変わった。

「これ…っ!
…ちょっと、付き合わねえか?」
「えっ…は、はい」

まさか荒垣の方から誘ってくるとは思わなかった。
足早に玄関に向かう荒垣を、瑠珠は胸を高鳴らせて追いかけた。


行った先は長鳴神社だった。
他には誰もいなかった。

「これ、どこにあった?」
「交番に届けられてました。まったく、落とし物したのなら真っ先に行けばいいところに行かないなんて」
「そうか…」
荒垣は、手の中の小さな懐中時計をもてあそんでいる…
「見つからなくても、それはそれでいいと思ったが…他でもねえ『お前』が持ってくるなんてな」
荒垣は、どこか辛そうだ…

「警察は嫌いですか?」
「好きじゃねえけどよ…。何でそんなこと聞く?」
「ご厄介になってそうだったから」
瑠珠はちょっと笑った。
「お前、俺の事をなんだと思ってやがる」
「元ヤン」
「…。ひでえな」
「先輩だって、私のことを厄介だとかいうから。おあいこです!」
「…ったく…」

荒垣は溜息をつき、神社内に併設されている公園のベンチに座った。
瑠珠は少し迷った後、横に座る。
満月にちょっとだけ足りない、静かな夜だった。
すっかり秋になったようで、夜は少しだけ冷える。
しばらくの後。

「代わりっちゃ何だが、これをやる。…渡そうかどうか、迷ってた」
荒垣のポケットから出て来たのは小さな包みだった。
思わず瑠珠の心臓が高鳴る。
「今開けてもいいですか?」
「…構わねえけど」
震える手で包みを開ける。
細い革の腕時計だった。
「お前に、似合うかと思ってな…」
「ありがとうございます」
「ああ…」
荒垣は少し恥ずかしそうだ…長い間うつむいている。

そして、嬉しさで胸が一杯の瑠珠に向けられたのは、意外な言葉だった。

「アキを…頼む。」
「えっ?」

何故今真田先輩の名前が出てくるのだろう。
荒垣は懐かしむように真田明彦と、その妹との思い出について話した。
3人は孤児院で一緒に育ったのだ、とは聞いた事がある。
そして真田の妹はもう亡い。
3人での思い出は、荒垣にとっても大事なもののようだった。

「…あいつ、馬鹿だから。小さい頃から変わってねーんだ、あいつは。馬鹿で、まっすぐで、誇り高くて、優しくて、泣き虫で…ガキだ。
…だから、誰かがついててやんねーと。」


ちょっとこれどっからツッコんだらいいの!!!?
まさかよもやの腐女子的展開!?
やっぱりこの元ヤンは明彦先輩ラヴなのね!?んもー、ライバル!ライバル!!


「私たちがついてます」
「ああ…頼む」
荒垣はどこかホッとしたようだ…
「俺ぁな、お前がいるから何の心配もしていない…。後を、頼むな」
荒垣の目は優しげだ…


なんで私なんですか?と聞く前に、瑠珠の中のペルソナが目覚めた。
月のペルソナの中で頂点に立つ「サンダルフォン」を手に入れた。
荒垣からの深い信頼故だ。
瑠珠の胸が熱くなった。

「風が鳴ってるな…。できりゃもう少し、ここにいたいんだが…寒くねぇか?
ほら、風邪ひくぞ。こっち来い…」



がばごぼ(風呂に溺れる私)。
な、な、な、なんてこっっっっったい!!!
っきゃーーーーーーー!!!!
ととととりあえずこれでコミュレベルはMaxになった。あとは隠しイベントのみ!
てか…なんなのこの元ヤン…。乙女心をズギュンだよ!
なまじ期待してなかっただけに落差が激しいよ!ふぉぉぉ!



また2、3日後。
長鳴神社での寂しそうな荒垣の顔が忘れられず、瑠珠はまたラウンジで荒垣に声をかけた。
ところが。
「俺ぁもう、大丈夫だ…話すこと話したら、スッキリした。…あいつらを、頼むな。お前を信じてる」
「それはありがとうございます。でも、それとこれとは別です。嫌じゃなかったら…今日もお散歩とか一緒に」
「もっと…他のヤツらといた方がいいんじゃねえのか。俺ぁもう、何もあげらんねえし…してやれねえしな」
「そんなこと期待したりしてません。ただ一緒に居たいんです。他の友人とは学校とかでちゃんと遊んでます。部活もサボってません。だいたい、昼間先輩が捕まらないからこうやって夜に出歩く羽目になるんですよ」
「口の減らねえ奴」

荒垣は文句を言いながらもどこか嬉しそうだ。
二人で玄関に向かった。

「先輩が気になるようなことを言うからいけないんです。後で分かるってなんなんですか、もう」
「…んな目で見たって、何も出ねえよ。つか、何で俺なんだよ…。いいだろ、もう」

その瞬間、瑠珠自身意識していなかった言葉が口をついて出た。

「先輩が好きだから」

ききききた、告白選択肢!!!!!!!

「…は?……か、からかうな!」

荒垣は面食らったようだった。
後には引けない。

「からかってません!」
「う…」


言葉に詰まった荒垣の顔ははっきりそうと分かるくらい赤い。
自分も同じくらい赤くなっているのが瑠珠にも分かった。
手が震える。

プレイヤーである私の手も震える。
PSPを湯船に落とさないようにせねば。
風呂の縁に置き、壁に立てかけるようにした。



「だ、大体おかしいだろ。こんなとこで…」
「じゃあどこならいいって言うんですか」
「どこって…」
「先輩の部屋に行ってもいい?」
「はぁ?ば、馬鹿。俺は…紳士じゃねーんだ。部屋なんか入れられるか。…分かれよ」



がぼごぼげべ(溺れる)。おおおPSPから手を離していた自分グッジョブ。
いやーーーーーーー!!!!
きゃーーーーーー!!!
し、し、紳士じゃないって!!!!うっひゃーーーもぅぅぅ!!!
いやーーーん!!!
ふぇへへへへへへ(←とても人様には見せられない顔)



「分かってます」
「だめだ。だーめーだ!!」


この「だーめーだ!!」の言い方がですね、中井和哉さん上手すぎるんですよ!!
なんていうのかしら、絶対的な「だめだ」じゃなくて、甘さのある「だめだ」みたいな!!つけいるところのある「だめだ」なの!女子なら分かってくれるはず!!


「お前はもっと、自分を大事にしろ。…俺なんかに構うな」
「嫌です!」
「馬鹿が…」

「何が自分を大事にしろ、ですか。あんな裏路地をさまよってた人に言われたくないです」
「その裏路地にのこのこ来たのはてめえだろうが」
「だから、先輩に会えたんじゃないですか」
「…めちゃくちゃなこと言うな…」
「じゃなくて!部屋に入れて下さい」
「だーめーだ。だめだって言ってるだろ」
「ちょっとだけ!」
「だめなものはだめだ」
「…そうですか」

瑠珠はちょっと溜めた後、きっと荒垣を睨みつけた。

「泣くから」
「は?」
「部屋に入れてくれなきゃ、泣くから」
「な、なんなんだ」
「今ここで。大声で泣きますよ。そしたらきっと真田先輩あたりが真っ先に飛んで来てくれて、『何があった?』って聞いてくれて、そうこうしてるうちに皆が集まって来て、私は泣いてるばっかりで何も言わないから皆は荒垣先輩に詰め寄ることに」
「お前っ…!」
「どっちがいいですか?」
「………ったく……。脅すのかお前は」
「脅してません。ただのお願いです」
「………」

荒垣は大きな溜息をついて、小さく言った。

「…一緒に行くと見つかるから…ちょっとしてから来い」

部屋にはラウンジを通らないと行けない。
ラウンジにはまだ皆がいたはずだ。
瑠珠は笑顔でうなずいた。


荒垣の部屋…無理を言って、押しかけた…
荒垣の部屋にはベッドと机の他にはほとんど何も無い…


「殺風景な部屋ですね」

瑠珠は率直な感想を述べた。
よく言えば綺麗。悪く言えば何もない。
生活感のない部屋だった。

「秘密のものがあるかと思ったのに。残念。隠してるのかな〜」
「隠すようなモンはねえよ」

くるくると無遠慮に部屋を歩き回る瑠珠に、荒垣はやや呆れたようだった。

「で?満足か?
『てめえ』ばっかり、押しつけやがって…。俺の意志は無視ってことかよ。…。
なら、俺もそうする」

不意に、抱きすくめられた。


ごぼっ(溺)。
不意打ちかい!!


「どうにかしろよ…こっちゃすっかり、参ってんだ。寝ても覚めても、おめえばかりで、クソ、こんなつもりじゃなかったのによ…」

ぶぐがばごべ(溺)。
ののののぼせる。
どどどどうにかしろって!しろって!!!参ってるって!!!
むしろ今私が参ってるよ!!どうにかしてくれ!!!
つーかこれ、なんでスチル(この場合イベント用の特殊画像のこと)ないんだ!?なんで真っ暗なんだ!!詰めが甘いぞアトラス様ーー!!!!


…体を離された。
心臓が止まるかと思った。
長鳴神社でも少しくっついたけど。
でも、今回は違う。
誰かにこんな風に抱きしめられたのなんて、初めて。
それに、今荒垣先輩は何て言った?

「厄介って…そういうことですか?」
「もう分かっただろ。帰れ…。
…じゃないと、帰れねぇぞ」


くら…っ(溺れて力が入らない)。
ジャストモーメント…。
言葉になりませんがな…。


「帰らない!」
「はぁ…」


勢いできっぱりと瑠珠は言い、逆に自分から荒垣に抱きついた。
そうしなければいけないと思ったのだ。
初めてしっかりと抱きついた荒垣の胸は思っていたより広くて、どきどきするけれど、安心する匂いがした。
自分の心臓の音と、荒垣の心臓の音と、2つが聞こえる。
両方とも速く熱く脈打っていた。
…荒垣が、強く抱き返してきた。
しばらくの後、頭上から荒垣の呟くような声が聞こえた。

「はねっかえりだな、おめえは…。
…。
言っとくが…
…止まんねーからな」

長い間、荒垣と一緒に過ごした…


暗転。
そして日付は次の日へ。

ぶく…………(溺れて息をする気力がなし)。
耳に水が入ったわ!!(←実話)
ったく…!
「やめて、私のために争わないで!」というより「やめて、私のために退きあわないで!」という草食系男子が多い昨今、これは乙女心にきますわ!
はーーーー。
このイベントに一片の悔いなし。
あ、明彦先輩とのエンディングが終わったら荒垣エンディングも見なきゃいけないんじゃ…。
このゲーム、一体何周すればいいんだーーーーーっっっ!!!!!(><)



…そんな感じでございました。
都合3回に渡る連載、おつきあい下さってありがとうございます。
個人的には想像というか妄想がもうちょっと進んでですね、その「長い間、荒垣と一緒に過ごした…」というところも書こうと思えば書けるのですが(てか書きたいのですが)、18禁のシーンって書いたことがないのでさすがに晒すのは抵抗が…。
皆様のご意見によって考えます。はい。
それにしても元ヤンにこれだけやられるとは思いませんでした。
あーあもう、やるなあペルソナ!!やっててよかったよもう!(涙)
これから心を入れ替えて明彦先輩に戻ります。
やるぞーっっ!!
かんざき * GAME * 23:15 * comments(7) * trackbacks(0) * - -

先輩…!!(中)

ペルソナ3ポータブルネタバレ続き。


割と真剣に悩みました(他に悩むことはないのか)。
だって本命は明彦先輩だもの。
明彦先輩だって私のことを憎からず思ってくれてるんだもの。
うーーーーーー。でもでもでも〜〜〜〜〜!!!
明彦先輩、私のこと構ってくれなくて、寂しかったんだもん…。
それに、ゲームだし。色んな人生を楽しむためにゲームがあるんじゃないの!!
「元ヤンとのレベルをMaxにするには時間がかなりタイトなので、大変です」とか攻略サイトに書いてあって、そういう書き方されると余計燃えるし!!(言い訳三昧)

よし。
神崎瑠珠はパラレルで存在する!そして良い方(って何だ?)を明彦先輩にあげる!
明彦先輩との仲を再開するときは、ちゃんと元ヤンと仲良くなる前のセーブデータからやり直す!
これが私のけじめだ!!(なんのだ)

てなわけで。
青字が元々のゲームの台詞。地の色が私の付け足し。
赤がプレイヤーとしての私の心中及び叫び。
さあっ、この妄想に最後まで付き合える猛者は存在するのか!?
毎度携帯の方、すみません!!
荒垣の声は中井和哉さんでお楽しみ下さい。音声とともにお伝え出来なくてひじょーに残念であります!


とある夜の学生寮。
ラウンジに佇む荒垣先輩に、「こんばんは」と声をかけた。

「…神崎か。ちっと…付き合わねえか?」

荒垣は神妙な顔をしている…。


「いいですよ」
「ああ、サンキュ」

荒垣は生真面目にうなずいた…

何よー、どこへ〜〜?


行った先は、街の裏路地だった。
荒垣に初めて会った場所。友人たちと、「裏路地に幽霊が出る」という噂を聞きつけて真偽を確かめに来たら不良に襲われそうになって。そこを荒垣が助けてくれたのだった。
歩きながら、荒垣が溜息をつきながらぽつりと言った。

「おめえは…厄介だな。厄介なモンを持ってきやがる…。
これでいい、これでいいと思うのに…。
ったく、おめえの顔がチラつくんだよ…」


荒垣の溜息の理由は分からない…
でも、荒垣の内面に少し近づいているような気がした…


きゃー、恋されてる、恋されてる!!!!!

「なんですか、わからないようなこと言っちゃって。それに私が厄介って?」
「ああ、厄介だ」
「ひどーい」
「…気にするな」

荒垣は、懐かしむように裏路地を見てから言った。

「帰るか。
帰れるとこが、あんだよな」



2、3日後。
夜にラウンジでまた荒垣先輩を見つけたので、声をかけてみた。

「せーんぱい。暇だったらどっか行きませんか?」
「神崎か…。構わねえが」

一緒に玄関まで来たところで、荒垣は足を止める。

「今日は…どっか行くのはやめて、ここにいねえか?」
「なんで?」
「いいから」

荒垣はラウンジに戻っていった。
慌てて後を追う。
今日は皆引き上げた後で、誰もいなかった。

「そっち、座れ」

二人きりのラウンジは、とても広く感じた。

「…。何か、話せよ」
「怖い話でもしますか?」
「何だそりゃ…。
そういやお前が裏路地んとこ来た時も、そんなようなこと言ってたな。ガキだな、まったく…」


と言いつつ、荒垣は楽しそうだ…。
荒垣に語って聞かせた。いつもどおり、荒垣の表情はほとんど変わらない…。
でも、なんだか…寂しそうだ。

「話、終わりか?いいだろ、もっと話せ。アンコールだ、アンコール」

荒垣は笑っている。

いろんな話を聞かせた。

「楽しいみてえだな、毎日。…お前はそうやって笑ってんのが似合う。泣いたりすんなよ…」
「何が言いたいんですか?」
「言ったまんまだ。…何にも、置いてかねえようにしないといけねえんだがな…。迷いも、未練も…」
「置いてく?」


瑠珠の身が総毛立った。
「置いてく」という言葉に何故か不安を感じたのだ。

「…。忘れんなと思ったり、忘れろと思ったり…。欲しいとか…欲しがるな、とか…。身勝手だな…俺は。」
「そうですね」


本当は「そんなことないです」って言ってあげた方がよかったのだろうけど、何故か涙が出そうで、はっきり言ってやった。

「…なあ。身勝手ついでに、俺の我がままを聞いてほしい」
「なんですか?」
「俺を、許さなくていい。けど他は全部、許してやってくれ…」


一瞬告白を期待した私が馬鹿だった…。
まあまだレベルMAXじゃないしなあ。
しかし思わせぶりな事を言いやがるわねぇ。んもう!


「何の事ですか?」
「…後で分かる。今はもう少し、このまんま…『いつもどおり』みてえなのがいい…」

荒垣の言葉の真意はよく分からない…。
それでも荒垣は、大事なことを伝えてくれたような気がする…

「もう遅い時間か?…あー、時計ねぇんだった」
「時計?」
「どっかに無くしてきた。もうオンボロの…懐中時計だ。昔、ある人にもらった…しょうもねーな。
んで、続きねーのか?お前の話が、もっと聞きてえな。あんだろ、何か…何でもいいから」


何でもいい、と言われても困る。
本当に何でもいいのなら、言いたい話はあったけれど。
でも…言ってしまったらどうなるんだろう。
結局言い出せず、どうでもいい話ばかりしてしまった。
やがて影時間(深夜0時)が訪れる。

「もう、こんな時間か」
「…そうですね」

あっという間だった。

「そろそろ部屋に戻って寝ないとな。もう眠いだろ」
「そんなことは…」

現金なもので、言われると途端に眠くなった。

「分かりやすいな、お前は。すぐ顔に出る。眠いって書いてあるぞ。
部活もあるんだから、寝ろ」
「子供扱いしないで下さい!」
「分かった分かった」
「…先輩」

先に立って部屋に戻ろうとする荒垣の背中に、瑠珠は勇気を振り絞って呼びかけた。

「何だ?」
「また、こうやって時間、くれますか?」

荒垣は少し戸惑った後、振り返らずに言った。

「お前はホント、厄介だ。もう寝ろ」

意地悪。
瑠珠はきっと唇を噛んだ。



…で、タイトルに「中」とありますように、なんと、続く!!!
こんなネタを3回も引っ張って大丈夫なのか神崎読者様は離れて行かないのか神崎別サイトの「王太子とヴァキアンの姫君」の更新はどうするんだ神崎ーーーーーーー!!!!

ぜーはー。
次回、不死鳥戦隊フェザーマンR(違)!
荒垣の時計を探す瑠珠。神社での甘く切ないひととき。
すれ違う心と心。その奥にあるものは?荒垣の秘密とは?瑠珠の涙の理由は!?
お楽しみに☆(強引)
かんざき * GAME * 22:31 * comments(2) * trackbacks(0) * - -

先輩…!!(前)

前回「この日記で「そのうち書きます」と言ったネタは6割くらい書かれないような気がしますが、おそらく気のせいです」と書いたら、早速春蝶さまから「ちゃんと告白してね☆」とリクエストというか、厳命が下ったので粛々と書きます。
ペルソナ3ポータブルの話。
(注:ここから先はペルソナ3ポータブルについてのネタバレです)


前提。
主人公たちは高校生(犬と子供は別)。寮で暮らしています。彼らは「ペルソナ」という召喚獣みたいなものを呼べる能力があり、学校生活を送る傍ら「シャドウ」(モンスター)と戦っています。
普通は一人1つのペルソナしか使えないのですが、主人公だけはいくつものペルソナを使い分ける事ができます。
ペルソナは「月」とか「愚者」とかタロットカードの大アルカナの属性を持ちます。
主人公が特定の人物と仲良くなると、その人物が持つ属性の「コミュニティ」(以下「コミュ」)を手に入れられます。
コミュのレベルが上がると、その属性のペルソナを生み出す時にボーナスが受けられます。コミュレベルは10が最大です。異性とは、条件を満たせば恋人同士になることが可能です。
ま、画像とかはここで。


初めに、主人公の性別を選べます。
私は1周目は男主人公を選んで「御剣怜侍」という名前をつけ、2周目は「面白かったから女主人公の方もやってみよっと。男主人公で桐条美鶴先輩を落としたから、女主人公は真田明彦先輩を落としてみよう♪名前は神崎瑠珠にしてみようっと」と思って軽い気持ちで始めたのでした。


…なんてーかさ。
本でもなんでもそうだと思いますが、無意識に視点が主人公のそれになるわけですよ。
男主人公(以下「怜侍」)の時に「まあやな奴だけど知人として距離をおいてつきあうならよかろう」と思っていた生徒会のイヤミったらしい秀才は、女主人公(以下「瑠珠」)の視点で見ると「ぜっっったい、ない。何このセクハラ男」になるわけです。
怜侍の時「めっちゃ可愛い!」と思った美鶴先輩は、瑠珠からみると「ちょっととっつきにくいかな…」だし。
この視点の変化も醍醐味の一つ。


で、ここにも何回か書いた通り真田明彦先輩とラヴラヴっていたわけです。
私はいつも半身浴をしながらやっているのですが、幾度溺れたかわかりません。
しかし。
なんだか途中で、いつも月、金には実習室前の廊下で私を待っていてくれた明彦先輩が姿を見せなくなってしまったのです。
どうして!?なんで!?
よもや他の男と口をきいたのがまずかったの!!???
激しく動揺して攻略サイトを見たところ、明彦先輩は物思いのおかげで10月にあるイベント以降までこれ以上の進展はないとのこと。
この時点でまだ暦は7月ですよ。
遠い。
なんという長い暗黒時代。
いや、でも好きな人が立ち直るのをそっと見守るのも、それはそれで恋の形。
私は私で自分を磨いてなきゃ、ね!!♪
とかなんとか言いつつ今まで誘いを蹴りまくっていた女友達と遊んでみたり、たまにはダンジョンに行ってみたり。
ようやく9月を迎えました。


ここで問題になったのが私が7月6日の日記でケチョンケチョンにけなした元ヤンこと荒垣真次郎先輩
以下、彼のプロフィール。

・明彦先輩とは幼なじみ。「アキ」「シンジ」と呼び合う仲。
・1年前まではペルソナ使いとして一緒に戦っていたが、ペルソナが暴走したかなんかで一般人(それがたまたま子供の母親だった)が命を落としてしまい、以来戦線離脱して、盛り場をさまようようになる。
・その時から服用していたペルソナを抑制する薬の副作用で、長くなさそうだということは本人だけが分かっている。
・明彦先輩の強いすすめで9月頭に入寮し、戦線復帰。
・男主人公のときはコミュを作れない。

だいたいこんなとこでしょうか。
明彦先輩の妻(まだです)としては、親友の理解にも努める必要が。
無視っていうのも感じ悪いから、挨拶くらいしとこっと。


春蝶さまの囁き「瑠珠クン、荒垣はかなり素敵で甘いことを言ってくれるらしいよ?明彦先輩と二股かけられるってよ??♪」


ゆ、揺らがないんだから!別に!!
しかし最初にゴハンを食べに行ったときから、皆の栄養状態を心配する元ヤン(この寮では食事が出ないらしい)。
料理が得意であることが明かされる元ヤン。
危険物しか作れない寮生の女の子を見かねて、さっと美味しいビーフストロガノフを作ってしまう元ヤン。
瑠珠のすすめで寮生に豪華手料理を振る舞う元ヤン。
犬に自腹で高級ドッグフードを買ってくる元ヤン。
男主人公の時には絶対に見せなかった、ちょっと照れた顔を見せる元ヤン。
…瑠珠だけに、ちょっとずつ心を開いていく元ヤン。

ひ、ひ、ひ、卑怯者ーーーーーーーーー!!!!!!

…どうでもいいんですが、私は元ヤン元ヤンと言ってますが、公式(?)には「ガッキー」という愛称らしいです。友人に「ガッキーね!」と言われ、ネットで調べてみたら「ガッキー先輩」で通ってました。へー。


…そして、うっかり高まっていくコミュレベル。
(なんと続く!!)
かんざき * GAME * 22:59 * comments(4) * trackbacks(0) * - -

ラヴと情熱の間

…世界中の言語が日本語で統一されればいいのに(ぼそり)。
…もしくは翻訳コンニャクが今すぐ発売されればいいのに(ぼそり)。

ビジネス英語なんて大嫌い。ううううう。


そんなことはともかく。
相変わらずお風呂の中でペルソナ3ポータブル(P3P)をちまちまやっています。
…私、少なくとも今年一杯はこのゲームやってるんじゃないだろうかという気がします。なんというコストパフォーマンスの良いゲーム。周りもちまっちまとハマってくれて嬉しいのです。うふふふふふ。
今は女主人公「神崎瑠珠」で6月の末あたり。
マイラブ真田明彦先輩をおとす事に全力を傾けております。
イベントがいちいち胸キュンで、もう何度風呂に溺れたかわかりません。
明彦先輩と一緒に帰れる月、金曜は全ての誘いを蹴っ飛ばし、「明彦先輩に軽々しい女と思われてはいけない」と他の男子とは口もきかない有様。
その甲斐あって、

明彦先輩「神崎。一緒に帰るか?」

はいと答えて向かった先が甘味処で、しかし苦手そうにあんみつを食す先輩に「明彦先輩は甘いものが嫌いなんですか?」と聞いたら

明彦先輩「前にお前が…甘いものが食べたいと言っただろ。だから…」

とかなんとか!!!!!
嬉しいんだけど、イベントを進めすぎるとあっという間に恋人同士になっちゃうからもうちょっと長く楽しんでいたいような、でも早く次のイベントが見たいような、きゃーーー♪


は、はやく「瑠珠」って呼んでくれないかな。私も…皆の手前「真田先輩」って呼んでるけど、でも、心の中ではこっそり「明彦先輩」って、いつも、呼んじゃってるんだ…。
一緒に帰るときも、今は並んで歩いてるだけだけど、ほんとは…ほんとは手をつないで欲しくて、ちょっと差し出して、でも慌ててひっこめてるなんて気がつかないで欲しいけど、気づいて欲しくもあって、んもう!やになっちゃう…!



なーーんてね!!!なーんてね!!!!
そんなわけで明彦先輩ラヴなわけですが、そこに思わぬ伏兵が。
ベルベットルームのテオドア(こちらのかなり下の方参照)。
これがまあ世慣れぬイケメンでvery私のお好み。
いやいや、そんなことを言っても私には明彦先輩がいるのよ?
自分を戒めつつ、テオドアからの依頼を達成していくと(依頼を達成すると特別なアイテムとかお金がもらえる)そのうち「あなたと一緒に外の世界に出かけたい」という依頼が。
どれどれ。と軽く出かけてみて、思わず風呂に溺れました。
乗った事のないエスカレーターにとまどうテオドア。しかしエスコートを頑張るテオドア。
食べた事のないたこ焼きを「お気をつけ下さい。ほっぺたが落ちるそうです」と注意しつつ食べるテオドア。食べると私のほっぺたをつねるテオドア。「おっこちておりませんね。安心致しました」と微笑むテオドア。


このゲームは一体どれだけ私を風呂に沈めれば気が済むのでしょうか。
(…風呂に沈める、っていうと別の意味にもなるな…)


明彦先輩とテオドアの間で揺れつつ、のんびりドキドキ楽しもうと思います(たまには戦闘もせねばな…)。
きゃ☆
かんざき * GAME * 22:43 * comments(4) * trackbacks(0) * - -

愛が止まらないの。

久々ペルソナ3ポータブルの話。
いつにも増してテンションの走った日記ですが、みんな、抱きしめて!銀河の、果てまでーー!!


もう真田明彦先輩への愛が止まりません。どうしよう。
現在「神崎に最も溺愛されたキャラ2010」ランキングのトップを独走中であります。
まずイケメン。秀才。さらに、

「美鶴とは中等部からの付き合いで、
2年前から共にシャドウと戦っている。
常に強さを求め、トレーニングを欠かさない。
武器は学園で所属しているボクシング部で鍛えた拳だ。
無敗のエースでファンクラブまで存在するが、
当の本人は全く気にしていない。」

(公式HPキャラ紹介より。
美鶴…桐条美鶴先輩。超美人のお嬢様。
シャドウ…敵。モンスターみたいな)


どこを取っても文句なし…!!
「明彦用執事服」があったので10万円もしたのにほぼ全財産はたいて買って装備したら、頼んでもいないのに眼鏡装着。
更にミッションの景品で貰えたグローブ「ジャック兄弟」を装備したところで、私の愛が頂点に達しました。
雪だるまとかぼちゃのお化けを片方ずつ装備するグローブ。
両方揃ったいい画像がないのですが、雪だるまの方はこちら
「ジャック兄弟、って『ジャック・フロスト』と『ジャック・オ・ランタン』か!!」と気づくのに数週間かかりましたが気にしないことにします。
しかもこのグローブで殴ると、敵シャドウが高確率で悩殺状態(メロメロ)に!こっちを回復させてくれたり、敵をやっつけてくれたり!
そりゃそうだよ画面の向こうでまず私がメロメロだもの!!!
先日J王閣下に「うちの明彦先輩超可愛くないですか!!?」とわざわざ見せたところ、「そこまで気に入ってもらえたのならアトラス(製作メーカー)も作者冥利に尽きるだろうけど…(やや溜息)。でもそんな可愛いので殴っていいの?顔面だよ?」と問われました。
そこで一度は「はっ!」となったのですが、「これは殴っているのではない。実はこの子たち、噛みついてるんだ…!」と悟った瞬間罪悪感が消えました。

明彦先輩の拳に合わせて、

ジャック・オ・ランタン「まはらぎ!(炎)」(がぶ☆)
ジャック・フロスト「まはぶふ!(氷)」(がじ☆)
ジャック兄弟「くりてぃかる〜〜〜!!!!」☆

かかかかかかかかわええええええええ!!!!!!(キュン死)


…しかしここ数日ほど私の愛が曇りがちでした。


明彦先輩のペルソナ(使い魔みたいなもの)であるポリデュークスが、新しい技を覚えてくれなくなったのです。
ペルソナのステータス画面では「次、レベルいくつまで上がったらこういう技を覚えますよー」って表示が出てくれるのですが、それがない。つまり、これ以上レベルをあげても何も覚えない。
エエエーーー。
ドラクエでいうところのスライムナイト(序盤は頼りになるけど終盤になると出番が無い)だったりするの…?
いや、まさか、そんな。
不安になった私に追い打ちをかけるように、犬と子供と元ヤンという新メンバーが相次いで加入。
エエエエエ。
明彦先輩は殊に元ヤンと仲がよく、「シンジ(とかいう名前らしい)を使ってみてやってくれ。強さに驚くはずだ」とか言うし!!そんな!!
せっかくなのでうちの怜侍(主人公)、犬、子供、元ヤンというパーティで戦ってみましたが、驚くほど萌えないこと湿った薪の如し。ぶすぶすぶす。煙ばっかり。元ヤンには執事服まで買ってやったのに、同じ服でもキャラが違うだけでここまで萌えないとはね!びっくりだよ。


でもなあ。これ以上何も覚えないキャラを使うのもつらいんだよな。
この調子じゃ美鶴先輩も何も覚えなくなっちゃうのかなあ。そうしたら私のオアシスはアイギス(結構可愛いロボットの女の子)しかいなくなっちゃうよ。それじゃあんまりなあ…。


ぐもぐもしていたので、思い切って閣下に聞いてみました。


私「明彦先輩のペルソナがもう新しい技を覚えてくれない気配になってるのですが、何故なの!?(涙)」
閣下「コミュ10にした?」
私「…なにの?」
閣下「明彦の」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
コミュ。
それは特定の人物と仲良くなると発生するつながりみたいなやつ。
仲が深くなるとコミュのレベルが上がり、そのコミュに属するペルソナを生み出す時にボーナスがもらえるというやつですが、よもや明彦先輩と…!!!!!????
なんか激しい目眩と動悸を覚えたので、とりあえず台所に行って麦茶を取ってきました(謎の行動)。
さささ最近の公式ってこれだから分かりすぎてて困る…!!どうやったら出来るの!!???
そしてコミュレベルが10になると、ペルソナがクラスチェンジをして新しい技を覚えるらしいのです!!


閣下「『また、「ペルソナ3ポータブル」において主人公(女性)を選択した場合はコミュキャラの一人に対応し、そこにおいては「星」コミュを担う人物となる。人気高いキャラである故か、恋人関係になる為には隠しフラグ立てが必要となるなど、厳しい条件が設定されている』…あぁ、主人公男だったっけw」

ぎゃふん!
それじゃ、それじゃ駄目じゃないのーーー!!!
うちの怜侍が男だって分かってて言ったのか閣下…!
ちくしょう、なんか方法があるはずだ!調べてやるーーー!!!


と思ったら普通に攻略サイトに「コロマル(犬)と荒垣(元ヤン)以外はシナリオが進むと自動的に上位ペルソナへと覚醒します」と書いてありました。
コミュ依存はペルソナ4らしいです。
よかった…ほんとによかった。
もう後顧の憂いがなくなりました。
憂いがなくなった途端、もう明彦先輩への愛情が!妄想が!がつーんとね!!!!!ふーふーふー…!!!


とりあえず幸か不幸か最初に選択したゲーム難易度が「easy」だったため、他のメンバーと比べると攻撃力、守備力ともに数値的にはかなり劣るはずの明彦先輩の装備も未だ輝いております。
執事服&ジャック兄弟で行けるとこまで行ってやらーーーーーー!!!!!
現在127階。頑張ります!!
かんざき * GAME * 23:33 * comments(2) * trackbacks(0) * - -
このページの先頭へ