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ねこのはなし

シリーズを書きあがるのを待っていると生存が不安になる程間があくのでちょこちょこ。

タイトル。
可愛がっていた猫のももちゃんがだいぶ前に逝った旦那猫に呼ばれてもうすぐ1年が経ちます。
帰ってきたときに「ただいま」と言っても応えてくれる相手がいないのは慣れましたが、やはり寂しいと思うこともありました。
縁があったら…と思ってはいたのですが里親募集の譲渡会は雰囲気が馴染めず、ペットショップはもっと嫌だし、考えた挙句お世話になっていた動物病院の先生に「もし、うちに合いそうな子がいたら…」とお願いするにとどめました。
美しい先生は「どんな子がご希望ですか?どんどん言ってください」と優しく仰ってくださいました。

「そうですね、まずぼーっとしていること。それから女の子がいいです。毛はどちらかといえば長くて…三毛猫か黒猫なら尚いいです。尻尾は長い方が好きです。それで容姿端麗なら言うことないんですけど」

先生は私が最初にあげた条件を聞いて面食らった表情を見せたものの、「わかりました」と頷いてくださいました。

9月下旬。
私の電話がピロリロと鳴りました。
合いそうな子がいるんですが、いかがですか?とのこと。
どんな子ですか?

「メインクーンです。長毛種で、おとなしいいい子です。神崎家に合うんじゃないかと思って…」

メイクイーン?(それはじゃがいも)聞いたことはあるけどどんな猫かは知らないなあ。
いくつくらいの子ですか?

「6歳の男の子です」

男の子?
うーーーん。
犬は室内飼いの男の子だと排尿時の姿勢が困るから絶対に女の子がいいんだけど(あくまで私の好みです)、猫ならいいのか?去勢してあるだろうし、どうなんだろう。
つうか先生、私の条件結構お忘れですね?ま、いいんですけど…(口頭で数ヶ月前に伝えただけだし)。
とりあえず会いに行ってみました。

第一印象。
でかっっっ。こんな猫いるのか!?

私は知らなかったのですが、メインクーンは猫の中でも大型種だったのでした。
見事な長毛なので余計大きく見える…。
この子何キロあるんですか?

「6,7キロありますね」

マジかよ。
(前にいた子はMaxで4キロちょっと、最期は2キロきっていたので倍以上)
そしてキャメル&ホワイトの毛で、緑がかったゴールドアイの子でした。
私の条件で満たしていたのは「毛が長い」「尻尾が長い」「容姿も悪くない」でした。それだけ満たしていたらまず上等でしょう。
しかしぼーっとしているかどうかはわからん…。ここだけは譲れないところです。
ちょっと触らせてもらいましたが、特に怒る様子はなし。
撫でていると猫はそのうち「もうやめて」という意味でかぷっと噛んだりします。ももちゃんは結構本気で噛んじゃっていたのが、この男の子はごくかるく牙を当てただけでした。
いい子だな。

「この子は、前の飼い主さんにどうしても飼えない事情が出来て、うちで新しい家族を探してもらえないかと依頼を受けたんです。そういう依頼はたまにあるのですが、この子に関しては新しい飼い主さんが見つからなかったら私が飼ってもいいと思っています。前の飼い主さんは大変可愛がってらして、月に一度は必ずうちの病院に連れてきてくださっていました。
だから、神崎さんは決して無理しないで。トライアルも1、2ヶ月かけてくださって構いません。それでこの子を家族にしたいと思ったら、してあげてください」


なるほど…(事情は聞いたのですが一応伏せます)。
先生、ひとつお聞きしたいんですけど、なんでこの子がうちに合うと思ったんですか?

「勘です」

勘ですか。

「あと、神崎さんならこの子に何かあったらうちの病院に連れてきてくださるかなって」

この時私は「そりゃ猫の具合が悪くなったら普通に病院連れて行くだろ」と思ったのですが多分そうではなく、先生はこの子がかわいくて他の病院に連れて行って欲しくないって意味で言ったんだろうなとあとから気がつきました。
この病院以外の選択肢がなさすぎて、その可能性がすっぽ抜けてました。なるほどねー…。


そして2週間のトライアルが過ぎ、今そのメインクーンの男の子は私の膝にいます(重い)。
最初うちに来た時は丸一日玄関の隅に置いた猫トイレの更に奥に引っ込んだまま出てこず、飲まず食わずだったのでこれ大丈夫か?と思ったのですが、2,3日で出てきてくれるようになりました。
それどころか、リビングで30分くらいお腹を出してひっくり返って寝ているという………。生存本能は大丈夫なのか…。
大変油断しているところや、狩りやごはんの食べ方が下手なところなんかが逝ってしまったももちゃんを彷彿とさせ、その大きさは旦那猫にそっくりだし、そういえばももちゃんはグリーンアイで旦那猫はゴールドアイだったから「緑がかったゴールドアイ」というのは両者に似ているわけで、血統書には4,5代前にうちの猫夫婦の名前が書いてあるんじゃ?(純血種であることは忘れる)と思わせるくらいです。
よくうちに来てくれました。
病院で「この子をうちにお迎えさせてください」とお願いしたら、先生も受付の方もみんな喜んでくれました。


そんなわけで新しい家族が来ました。というお話です。
名前は、なんだかんだと考えて「アスラン」にしました(注:元の名前はありましたが、先生から「神崎家の子になるなら神崎家の名前をつけてあげてください」と言われたので)。
由来は種じゃないよ!(←ヲタク相手の先手)
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かんざき * 日常アレコレ * 00:31 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

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