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漫画寸評

今回の日記は色々漫画のネタバレ含みますんですみませんということで。


・タッチ
「私、今まであだち充作品1つも読んだことないの」というと、友人たちから「…どうやって日本で育ってきたの?」と不思議な顔をされておりました。
…しょうがないよ…育ったものは…。
不朽の名作「タッチ」も読んだことはなく、しかしてエピソードとラストだけところどころ知っている有様。
「あれだ、達也と和也がいて、和也が事故で死んで『きれいだろ…死んでるんだぜこれで…』とか言って、隣の家の幼なじみの南ちゃんが『甲子園に連れてって』って言って達也が甲子園に行って優勝する話」
とあらすじをいうと「バカ!」「ちがう!!」と罵詈雑言を浴びました。ウウウ。
私のそんな状況に危機感を抱いたのが友人のすいちゃんでありまして、先日会った時につとKindleを差し出されました。

「瑠珠さん。この中に色々と入っております。全部とは言わないがまあ読め。そしてあだち充作品は『タッチ』→『(忘れた)』→『(忘れた)』→『MIX』の順で読め」
「ハイ…」

そんなわけで借りられたのですくすくと読んでみたら、さすが不朽の名作、とても面白かったです。
つうか達也がこんなにいい奴だと思わなかった。すげえいい奴だお前。
私は普通にイケメンの新田君もすきなんですが、「…ちゅーても当時の工業高校では、こんなスカしたイケメンでも偏差値はたかがしれてる」とか失礼なことを思ってしまいました…ゴメン…や、でも不憫なイケメンは好物だから応援したよ?うん。
途中アンケやばかったのかなんだか知りませんが、不要なパンチラが散見される他は面白かったなーと思いました。
他のあだち充作品も楽しみです。…次、俺は何を読めばよかったんだろうすいちゃん………。


・きょうは会社休みます。
ドラマはみていなかったけれど、同僚がドラマにハマっていてなんだかうっかり原作をレンタルで読んでしまっていた作品がこのほど完結。
いやーーーーーーーーーーー………もう……………これほど主人公の女に対してストレスがたまる漫画もなかったです。
我慢して完結まで追いかけてしまったけど、終わってほっとした…終わり方は納得いかなかったけど。
どういう話かというと、彼氏なし処女の33歳OLがふとしたことから会社のバイトのイケメン男子(一回り年下の大学生)と一夜を共にしてなんだかんだで付き合って、うっかり結婚に持っていてしまう話。
「ふとしたことから」の間に普通暗くて深くて遠い溝があるだろ!!!と思うけどそれはまあいい。
私がこの主人公の何が気に入らないって、グダグダ悩む割にコイツ自身が何も損していないところです。
途中これまた「ふとしたことから」他会社のヤンエグ(死語)に惚れられても、揺れつつも「ちょっと私彼がいるんで…」と断り、一回り年下の学生を今後どうするのかと思ったら、「やっぱり早く結婚したいし」と悩んで結果彼の方が大学院進学を断念して就職し(主人公に「大学院行かなくていいの…?」と聞かれた彼は「勉強はいつでもできるし」とか言ってたけどできないよ!!!!騙されるなよ!!!)、結婚が決まるか決まらないかくらいの時には上司から「主人公さん、総合職を目指さない?」と打診されるもやっぱりウダウダ悩んだ挙句「でも彼と結婚したらすぐ子供欲しいし…そのためには総合職じゃちょっと…」と断って私の血圧ダダ上がりですよ。アホかーーーーーー!!!!!若い彼氏の未来摘んどいてお前はそれか!!!「あなたが勉強できるよう私が稼いで養ったる」くらいの根性見せんか!!ゼーハー!!!
…もういつその年下大学生のイケメンくんが「なーんちゃって嘘でしたー。アンタとつきあうわけないじゃん」と言いだすかそれだけを楽しみにしていたのになんと普通に結婚してしまい、ラストは結婚式の翌日起きられなくて「きょうは会社休みます」と電話して終わりでした。ふーーーーざーーーーーーけーーーーるーーーーなーーーー!!!!
…と、怒髪天をついたお話でした。買ってなくてよかった。レンタルありがとう。チャンチャン。


・そこをなんとか
これまたレンタルで1〜3巻まで。今13巻くらいなのかな。元お水の女の子改世楽子(かいせらくこ。あだなはらっこちゃん。それでも新60期の弁護士)が主人公の法律事務所もの。
リアルの仕事に近いので、用語とか「うう」と思いながら読みましたが絵はめちゃめちゃ綺麗だし、話も面白いです。主人公の女の子も可愛い。
私が一番「ウワァ」と思ったのは9話。新人弁護士の同期飲み会にて。

「それにしても!新人は辛いよねー。下働きばっかり!」
「もー毎日DD漬け。タイムチャージ安いからってさー」(注:DD…due diligence。M&A相手の身上調査)
らっこちゃん「ウチも下働きばっかりだよー。毎日アニ弁に起案やらされたり文献やら判例やら調べさせられたり、ついでに謄本取ってこいだの訴状出してこいだの手下のように!お前に給料貰ってるわけじゃないっての!」
(注:らっこちゃんの事務所は弁護士3人の事務員一人)
「パラリーガル(法律事務員)いないのかー。大変ねー」
らっこちゃん「えっ、それは普通にいるものなの!?」
「や、よそのことはよく知らないけど」

そこで日本四大事務所に数えられる超大手法律事務所に入ったエリートボンボンくんが一言。

「つか、秘書いないの?そんな雑用やらされて」

うっわーーーーーーーーーー…。
コイツ絶対秘書さんに「もう、弁護士やる以前にどっかの一般企業で机の上の雑巾がけからやってこい!」って陰で言われてる…………絶対………………。

ま、まあそれはさておき先が楽しみです。ぐはっ。


今回はここまで。
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かんざき * 読んだものの感想 * 23:25 * comments(3) * trackbacks(0) * - -

コメント

あれ?
私、ちゃんと「タッチ」は読んだはずなのに、そのあらすじの何が間違ってるのかわかんないよ…。
柏葉監督に触れてないのがダメなの?(たぶん違う)

「きょうは会社休みます」は漫画もドラマも見てないけど、それは確かに酷い(苦笑)。
ていうか、そんな女が「彼氏なし処女の33歳OL」になるわけないと思う。
「ピュア」の皮をかぶった女豹、を通り越して吸血鬼じゃん(><)。
Comment by あり @ 2017/06/27 12:19 PM
あだち充は基本刊行順に読むといいと思いますだ。
次はラフだな。

「きょうは会社休みます。」‥‥同じくあまりにヒロインに頭にきて途中で挫折した。藤村真理さんは少女少年学級団に速やかに戻っていただきたい。

「そこをなんとか」‥‥ 麻生みことさん大好き!多分デビュー作からリアルタイムで LaLa Dx 読んでて、現在まで出てる本全部持ってるんだよね!おいらの中でもこういう作家さんレア。そこなんの業界話こんど聞きたいね!
Comment by sui @ 2017/06/27 7:59 PM
>ありちゃん
一様に「そうだけどそうじゃない!」と怒られるので、「はしょりすぎ」が原因なのと、書かなかったけど「南はカッちゃんが好きだったけど死んじゃったから、タッちゃんに心惹かれつつもここで乗り換えたらどうなの私?って最後まで迷うんでしょ?」と言ったせいだと思う。
柏葉監督は存在も知らなかったよ…ゴメン…。

「きょうは会社休みます」は本当にひどかった。ちなみにドラマだと主人公は綾瀬はるか、年下イケメンは福士蒼汰、ヤンエグは玉木宏だった。なんてこった。
「吸血鬼」という表現が素晴らしすぎて笑った。うん、まさにその通りだよちくしょう!

>すいちゃん
おお、ありがとう。
次はラフか!おう!

「きょうは…」はほんともう、どこのボタン押したらこの女にパンチ出せますかねって感じだったね。
痛い目見て欲しかった…。怖くてこの漫画家さんの他の作品読めないよもう。

麻生みことさんは友人から「路地恋花」を借りて知って(だもんでKindleのラインナップ見て「おーすいちゃんも読んでたかー」と思ったの)、巻末の宣伝で「そこをなんとか」の存在を知って読んでみたいなーと思ってたのでした。
続きを読んだらぜひ業界話をお聞かせしたいわ(笑)。
ちなみに「DD漬け」と言ってる子は、中堅以上の企業法務が主な法律事務所勤務と推察されますので、「DD漬けー」って言ってること自体ちょっと自慢ぽいです。たぶん。
Comment by かんざき @ 2017/06/27 10:24 PM
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