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卒業とモテ期(後編)

残って仕事をしていたら、清楚系お嬢様秘書Sさんと、クール完璧秘書Jさんがそっとプレゼントをくれました。
えー…なんだかほんともうすいません。なんだこの大豊作。
そのうち、残っている秘書さんが数人でやって来てくれました。

全員「神崎さん。お忙しいところすみません。これ、皆からです」

彼女たちが持って来てくれたのは、所内の皆さんからの寄せ書き色紙でした(これはうちの事務所の慣例で、辞める人全員がもらう)。
あー、ありがとうございますー。

その後、同じグループの同僚は仕事が終わったので帰ろうとしていたのですが、帰り際に「神崎さん、仕事残していっちゃっていいですよー」と言ってくれました。ありがとうございます。うう。
しかしまあやれるだけはやっていくとして…後は…個人的な片付けか。
片付けをしていると、Nにゃんがやってきました。

N「神崎さん。何か手伝える仕事ありますか?」

だいぶ驚きました。彼女はいつも忙しくて、夜遅くまで残っていることもしばしば。でも家庭の事情もあるから、帰れるときは早めに帰らないといけないはず。

私「どうしたの」
N「仕事に区切りがついたので」
私「いいよ。あとは私の片付けだけだから」
N「…そうですか」
私「帰れるときは、早く帰りなさい。休んでおかないと」
N「…ですけど」
私「私は、君のことが一番心配だ」
N「…」
私「Rちゃんに会うとさ。君がどうしているのか絶対聞かれる。で、私は正直に『Nにゃんは相変わらず大変そうだよ』という話をする。Rちゃんがスゲー怒る」
N「嘘」
私「ほんとだよ。『議長がついてながらなんなのそれ』くらいの勢いで怒る」

本人に怒ってる自覚があるかどうかはわかんないけど。しかし美人が怒ると怖い。彼女は友人をすごくすごく大事にする人だから、Nにゃんに会えなくなって久しいけど、いつもいつもNにゃんを心配している。

N「…そうですか…」
私「うん」

で、確か一度彼女は戻ったんですが、また帰ってきました。

N「あの…神崎さん、皆でごはんいく…とか」
私「はい」

なんとなーく、まっすぐ帰るのがイヤで、一人でご飯を食べるのもちょっとなんだなあと思っていて、この前にM先輩をさらっと誘ってみたのでした。
いつのまに「皆で」になってたんだ?(あとで聞いたらM先輩が皆に声をかけてくれたらしいです。感謝!!)

N「わたしも、30分くらいなら…」

ええええっっ!
なんと話がまとまり、M先輩、ヨーコ、Nにゃん、私の4人でご飯を食べに行くことになったのでした!
Rちゃん呼んでおけばよかった!ほんっっっっと、ごめん!
ちなみにこのときギャルゲーキャラ秘書Hさんも残ってはいたのですが、「仕事が終わりませんし。昨日の晩ご飯が家にまだ残っているので」という非常にツンな感じで断られました…ご、後日個人的にリベンジだ!(懲りてない)

おなかすいたからがっつりしたもの食べたいねー。中華がいいなーなんて言いながらお店に行って、いつものお昼みたいな話とかしながらがっつりごはんを食べました。
30分だけと言っていたNにゃんは、食べ終わっても立ち去りかねて鞄を抱えたまま、そこで話に加わっていました。

私「大丈夫?」
N「うー。だいじょうぶ、です」

ならいいんだけど。

N「Rさんの話が聞きたいです」

君は、本当にRちゃんが好きだなあ。いいなあ。
と、同時にここまで好かれるRちゃんは本当に素敵な人だなと思ったり。

私「何が聞きたい?」
N「なんでも。なんでも、いいです。最近のこと何も知らないので」
私「えーと。私が知ってるだけで、やりかけで止まってるゲームが3つある」
N「…なんですか」
私「DS版FF3、ディシディアファイナルファンタジー、ドラクエ8。…でもこないだ逆転裁判やり直したいって言ってたな」
N「……」

…他に言うことはないのか私。
しかし仕事等で完璧なRちゃんの姿しか見ていないNにゃんは、なんだかとても嬉しそうでした。
(すまん、Rちゃん!!)
M先輩もヨーコも楽しそうで、よかったなあ。

でも、解散の時間はちゃんと来ます。
お会計を済ませて。…ああそういえば、週のど真ん中で申し訳なかったし、皆を引っ張って来ちゃったしと思ってここは私がもつ気満々だったのですが、3人におごられて終わりました…伝票取ろうとしたらNにゃんに腕へし折られそうになりました。割勘分を差し出しても、誰一人受け取ってくれませんでした…。な、なさけない…!!!おぼえてろよぅー!

帰りの路線はみんなバラバラ。
ここで解散だね。
ほんとにありがとう、これからもよろしくね!とかなんとか言い合った後。

私「Nにゃーーーーん」
N「……しょうがないか…」

寄っていったら、Nにゃんがぎゅーっとさせてくれました!
嗚呼。
君ってやつは。

私「Nにゃん、大好き」

私は行く。
君の日常から、私はいなくなる。
随分前に君が、「Rさんがいなくなって、その上神崎さんや美しいHさんがいなくなったりしたら、私の職場の癒しはなくなっちゃうから、辞めたいと思ったらその前に相談して下さい」と言っていたことを私は憶えている。
行く理由は君に相談してもどうにも出来ないことだったから、っていうのは言い訳にしかすぎないことは分かってる。
それでも私は行く。
それでも私は、君が大好き。
いつだって私の持つたった1枚のカードは、まっすぐで嘘のない「大好き」しかない。

N「…私も、だいすき」

Nにゃんはぽつりと言いました。

えっ?

信じられなくて、M先輩とヨーコを見てしまいました。

M「…今食べた中華が『だいすき』とかですよ!」
私「ち、ちがうもん!!」
ヨーコ「中華ですよ!」
私「だー!!」

茶化してるけど、二人ともすっげー目が丸いもん。
証人は、君たち自身だ!

そんなわけで思いがけずNにゃんからの「大好き」までもらえて、なんだか本当に幸せな気分でありました。
帰って皆からもらったプレゼントやメッセージを拝見して、私はなんて同僚に恵まれてたんだろうってふわふわしちゃったり。

そんな皆様からのあったかい気持ちをいただきつつ、ちょっと休んで全力で遊んで、また次の職場で頑張ろうと思います。

みんな、本当にありがとう。
大好き!!
かんざき * 職場(学校)にて。 * 01:50 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

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