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妄想補完計画(2)

続き!

…の前に(エエエ)、昨日「カモン、デムーロ!」と書いたらジャパンカップではホントにデムーロがヴィクトワールピサに乗ってくれるそうで!
ネオの息子にデムーロが乗るなんてなんと嬉しいことか…!(注:ミルコ・デムーロ。イタリアの騎手。2003年、外国人騎手として初めて日本ダービーを制覇。その時の馬が皐月賞、ダービーを制した私の最愛馬、ネオユニヴァース♪)
俄然楽しみになってまいりました。きゃ♪


本題。
前回の記事はこちら
明彦先輩について重要なファクターを書き忘れていました。
この人、成績も常に上位です。
美形で頭も良くて腕っぷしも強いからモテモテなのです。ひゅー♪
では、続き!


一週間程後。
放課後、帰る途中で真田がしばらくためらった後に言った。

「あ、ああ…。その…もし、お前さえよければ、なんだが…
俺の部屋に来ないか?」

真田は顔を赤らめている…

部屋。
どきっとしないこともなかったが、部屋に行ったから即…どうこうということもないだろう。
私の考え過ぎだ。
「…はい」
…真田の部屋に行くことにした。

おおお、元ヤンの時には押し掛けることになったけど、明彦先輩は自分から誘ってくれるのね!
きゃーもう!
いや、まだ溺れませんが。
それにしても、私はいい加減風呂でやるのをやめた方がいいのだろうか(今更)。


学生寮「真田の部屋」…
所狭しとトレーニング道具が並んでいる。
ダンベルくらいならまだ分かるが、部屋の中にサンドバッグまであるとは思わなかった。
ボクシング用のグローブはきちんと磨かれて並べられている。
タルタロス(注:ダンジョン)で使う物と競技用に使う物は違うのだと前に教えてもらったことがある。
どちらもきっちり慣らすようにしているところが、いかにも几帳面な真田らしかった。
机の上は参考書やノートが整然と並んでいる。
勉強もちゃんとしているようだ。
逆にこれほど娯楽のない部屋も珍しいなと瑠珠は思った。
そして、冷静に観察している瑠珠とは対照的に真田はあたふたとしていた。

「悪いな、床しか座るところが無いが…ええと、何か敷く物でも…
あっ、何か飲むか?」

何を慌てているのだろう。
「大丈夫です」
「そ、そうか」
真田は落ち着きが無い…
「ええと…この部屋…変か?」
「真田先輩らしいです」

変と言えば変だけど、と心の中で瑠珠は付け加える。
「そうか?なら、いいんだ…」
真田はホッとしたようだ…

「いや…変と言うなら、部屋じゃなくて俺のほうだな。こういうのは、慣れてなくて…」
照れる真田の顔が微笑ましくて、思わず言ってしまった。
「可愛いですね」
「なっ…からかうな!」
真田は真っ赤になっている…

「からかってるわけじゃないです。だってそんなに慌てて…真田先輩らしくないんですもん。どうしたんですか、一体」
「べ、別にどうっていうわけじゃ…」
「じゃあ何なんですか。用があったから私を部屋に呼んだんじゃないんですか?」
「う、うん」
真田は急に真面目な顔になり、机の横にあった包みを持って瑠珠の隣に座った。
ぞんざいにそれを差し出す。
「なんですか?」
「今日は、これをお前に渡したかった。受け取ってほしい…」
「開けてもいいですか?」
「あ、ああ」

ウサギのぬいぐるみを手に入れた。

ぬいぐるみときましたか。

渡し終わった真田はホッとしたようだ。
まだ顔は少し赤いまま、笑って言った。
「お前に似てるだろ?」
「なんですかそれ。っていうか…似てます?」
確かにこのぬいぐるみは可愛いけど、私はこんなに幼い顔をしているだろうか。
「なんだ、その顔は。…似てるだろ」
「からかわないでください!…もう…」
「…気に入らなかったか?」
「そういうわけじゃありません、けど」
明彦先輩からもらえるものが、嬉しくないわけがない。
瑠珠はぬいぐるみをぎゅっと抱く。
「…ありがとう、ございます」
真田は笑ってうなずいた。…と思ったら急にまた真剣な顔になる。

「……。お前に、美紀を重ねてる…そう思ったこともある」

美紀ちゃん。
真田先輩の大事な妹。
写真も残っていない、だけど確かに居た、大事な大事なたった一人の妹。
彼女と私を重ねていてくれているのならば、それはありがたいことなのだろうか。それとも私は代わりでしかないのだろうか。と悩んだりもした。
代わりでもいいから明彦先輩のそばにいたいけど、でもずっと代わりでいるのはつらいかもしれない。
そう考えていた瑠珠を救ったのは、次の真田の言葉だった。

「だが、そうじゃないと…分かったんだ」
「え…?」
「それを買うとき…。おもちゃ屋の前を通ると、いつも美紀を思い出してた。そのくせ、その度に忘れようと…美紀から『逃げよう』としてた…できることをやってるはずだと、自分に言い聞かせてな…でも、店頭でそれを見かけて、すぐお前の顔が浮かんだ。それから美紀のことを思った…。美紀は…笑ってたよ。うまいものもろくに喰えなくて、おもちゃだって欲しいものが手に入るわけじゃなくて…おもちゃ屋の前を通ると、いつも泣いてた美紀を思い出してた。でも、このぬいぐるみを見て、お前に似てるなと思って。そしたら俺の中の美紀が、俺と一緒に笑ったんだ。俺はやっと、笑ってる美紀の顔を思い出せた。お前の、おかげだ。だからどうしてもお前にそれを渡したかった」
「先輩…」
そんな意味がこのうさぎにあったなんて思わなかった。
ぽろっと涙が出た。
真田は、片手で瑠珠の頭を撫でる。
顔は穏やかに微笑んでいた。

「お前がいなかったら、俺は、何も乗り越えて来れなかったかもしれない。乗り越えた『振り』だけで…。
辛い時、楽しい時、悲しい時…いつも、お前がいた。お前の辛い時は、俺がいるからな。
これからは、一緒だ…」


こんなに嬉しかったことが、今まであっただろうか。
嬉しくて嬉しくて、涙がぽろっと出る。
でも、顔は笑う。
そんな矛盾した自分は初めてだった。

ゴボ(溺)。
プロポーズ…!!!!!!
明彦先輩ってなんていうかまったくほんと、気が早いよね!!!
もう大好き!!!


「……」
真田は、まだ何か言いたそうだ。
いったん止めて、思い切ったように口を開く。

「呼んでも、いいか?」
「え?」
「瑠珠…」

…たいへん。
たいへん長らくお待たせしました。
9月8日の日記に「はやく瑠珠って呼んでくれないかな」とかなんとか書き、「だめだこいつはやくなんとかしないと」とJ王閣下から絶賛されてから苦節2ヶ月程?
やっと!!!やっと呼んでくれました!!!!
あーーーーーーーーーーー!!!
思えば元ヤンは呼んでくれなかったなあ。でもあっちは妄想で補完したからいいや。
プロポーズから名前呼び!嗚呼!んもう!!ちょっとくらくらしてきた。お風呂が熱…ぽち☆(○ボタン)


真田は更に続ける。瑠珠の頭に置かれた手に、少しだけ力が入る。
「お前が、大事だ…。
…好きだ」


………波状攻撃ってずるいと思うの…!思うの………!!!!(号泣)
あと、緑川さんはやっぱり上手いの!!ちくしょう!!



真田は真っ直ぐに想いを打ち明けてくれた…
真田との固い絆を感じる…

星のペルソナの中で頂点に立つ「ルシフェル」を手に入れた。
「…はい」
はい、って変かなと思いつつ、それしか言えなかった瑠珠はそう言った。
私も先輩が好き。
その高い背も、鍛えられたすんなりとした体も、端正な顔立ちも、勿論好き。
だけどどうしようもなく真面目で融通がきかなくて、使命感が強すぎて、てんで鈍くて、口で言わないとちっともわかってくれなくて、私が拗ねると不安そうな顔をしてくれる明彦先輩が、とてもとても、どうしようもなく、好き。

「お前がここに来なかったら、どうなってたかな…
…あっ、『ここ』って、この部屋のことじゃないぞ?」


こういう風に雰囲気を壊すところも。
瑠珠は笑った。
真田はあたふたとしている。
「部屋に入れたからって、別に、ヘンな気持ちとか…
…なんだよ、笑うな、ばか


ひと呼吸おいてから、真田は大事にその名前を呼んだ。

「瑠珠…」
「は、はいっ」
いきなり呼ばれるとまだ緊張して、声が裏返ってしまう。
反対に真田が笑った。
「…人前では呼べないな。
お前も、呼んでくれないか…俺の名前を。今だけ、ここで。」


………なに?これ波状攻撃のクリティカル?なんなの!?(涙)
わぁぁん!あんまりよー!(溺)


「急に言われても…」
「ほら、早く」
呼ばないわけにはいかないようだ…



ようし、続く!!(笑)
かんざき * GAME * 00:08 * comments(2) * trackbacks(0) * - -

コメント

うふふやっぱりもたもた〜〜☆
そこがいいんですが。
Comment by 春蝶 @ 2010/11/06 10:04 AM
そこがいいのです!♪
んもう大好き♪
書く方もついついもたもた書いちゃいます☆
Comment by かんざき @ 2010/11/06 8:30 PM
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